体内血液循環量、特に私たち哺乳類はどのくらいでしょう?
哺乳類には血液が多量に必要な臓器があるからでしょうか?
具体的な体内血液循環量の数値ではありませんが、
『絵ときゾウの時間とネズミの時間 (たくさんのふしぎ傑作集)』
本川達雄著 中公新書によると、
「恒温動物は変温動物よりも、標準代謝量が約30倍になるとあります。
標準代謝量というのは、体内で使うエネルギーの量ですが、
呼吸する酸素の量で測ります。
つまり、「恒温動物は変温動物よりも、30倍の酸素を必要とする」ということです。
もっとも、恒温動物と変温動物の体温を同じとして計算すると
この値は小さくなって、約5倍となるそうですが、
それでも恒温動物は変温動物より格段に酸素を消費します。
これはどの臓器が使っているというわけではなく、
体全体のシステムがそうなっているみたいですね。
酸素を運ぶのは、あなたもご存知のように血液です。
体の隅々に、5~30倍の酸素を運ばなければならないのだから、
その分血液が必要になっても不思議ではありません。
循環器の性能(心臓の構造)は、魚類や爬虫類よりも
哺乳類の方が優れているので、
5倍~30倍の差の幾分かはそれで補っているでしょうが、
血液量も応分に多いと想像できます。
ですから、哺乳類は体温を恒温にするため、
体全体の代謝量が大きく、そのため血液を多く必要とすると考えられます。
私たち人間の体内血液循環量は、体内を流れる血液の量には個人差がありますが、
通常成人の場合、男性で体重の約8%、
女性で約7%といわれています。
例えば、あなたが体重50kgの男性では、約 4,000mL、
女性では約3,500mLの血液が体内を流れています。
また、自分の体内血液循環量が足りない場合によくいただく献血ですが、
献血によって日常生活への不安を感じる方がいるかもしれませんが、
いただいた血液の成分は体内で自然に回復しますので心配はありません。
回復までの期間は、献血していただく成分によって異なります。
成分献血の場合、血小板、血漿は1週間程度で献血前の状態に戻ります。
全血献血の場合、血漿、血小板だけでなく、比較的回復が遅い赤血球もいただきます。
赤血球は、200mL献血では約2~3週間、
400mL献血では約3~4週間でもとに戻るといわれています。
献血いただく量については、
病院では、問診時に健康状態を確認した上で決めておりますので、
基準に合う方であれば献血による身体への影響はありません。
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