胎児の血液循環はどうなっているのでしょうか?
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まず、胎児血液循環を順番にお知らせすると、
1、胎盤で母親から酸素を得た血液は、
臍帯静脈を経て、胎児の下大静脈に流入します。
ここで、胎児の下半身から戻ってきた血液と混ざります。
そして、酸素飽和度は下がります。
2、下大静脈は心臓の中の右心房に流入し、
ここで胎児の上半身(上大静脈)から戻ってきた血液と混じります。
酸素飽和度はさらに下がります。
3、大部分の血液は、右心房から卵円孔を通じて、左心室に流入し、
大動脈(上行)から拍出されます。
一部の血液は肺から戻ります。
肺からの静脈血の混合で酸素飽和度は少し下がります。
4、右心房から右心室に入った血液は、肺動脈から拍出されますが、
本来、ガス交換を行う肺は胎児ではまだ機能していないので、
そのほとんどは肺動脈から動脈管を通じて、大動脈に流れ込みます。
(この位置は、大動脈弓部すなわち上行大動脈に続く部分です。)
一部は、肺に流れます。
5、3と4の血液が、混じり合って下行大動脈を通して下半身に流れます。
以上をわかりやすくまとめると、
上行大動脈と下行大動脈の酸素飽和度の差は、
動脈管からの流入血液があるかないかという違いになります。
3の血液(上行大動脈)のほうが、肺からの流入がある分、
酸素飽和度は少し低いので、
5の血液(下行大動脈)は、3の血液(上行大動脈)より酸素飽和度が高くなります。
それから、胎児血液循環で不思議に思うのは、
親子で血液型が異なる場合です。
どうして妊娠中にヘソの緒を通して血液が混ざり合わないのでしょうか?
不思議です。
胎児の血液と、母体の血液は別々に循環しているから、
混じり合うことはないそうです。
胎盤の中には母体の血液が満たされており、
その中に柔毛という表面積の大きい構造が浮かんでいます。
柔毛の中を胎児の血液が流れ、母体の血液と物質交換をします。
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