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障害者リハビリテーションの療育手帳取得について


障害者リハビリテーションの療育手帳取得について

障害者リハビリテーションの療育手帳取得する特に基準となる指数というのは、

どんな質問が出るのか?

また判定が軽度だと療育手帳のメリットはあるのでしょうか?


○ちえおくれのための新・福祉と生活のガイド


療育手帳制度は、意外とあまり知られていないようなのですが、

全国共通の制度ではないようです。


厚生労働省からの通知(法令に準ずる効力を持つのですが、

法令ほど強いものではありません。あくまでも“施策の目安”に過ぎません。)を

根拠にして、都道府県ごとにそれぞれ個別に運用しています。


ですから、障害認定基準も都道府県ごとに細かいところがかなり異なっていますし、

障害等級区分や呼び方(○級/重度・中度・軽度/A・B・C/B1・B2など、

ほんとうにマチマチ!)さえ異なります。


ということは、実のところ「決定的な指数や基準がない」ということを意味しています。

実際に、知的障害児・者施策の根拠法令となっている「知的障害者福祉法」にさえ、

ただの一文字も記されてません。そして、信じがたいことですが、

知的障害児・者の定義すら実に曖昧なのです

(極言すれば、「一言も記されていない」のが現状です。)。

そこで、知的障害児・者の認定にあたっては、

知的障害者更生相談所(都道府県立の身体障害児者リハビリテーションセンター)が

一定の基準を設けて、健常児・者の正常な精神発達段階と

比較する形で判定を行なっています。


このとき、本人の心理測定と並行して親との面談をしますが、

成育歴を尋ねたり、言葉や運動能力を尋ねたりします。


特に、発語がいつ頃だったか、その後発語の消滅(出ていた言葉が消滅してしまう、

というある知的障害の症候群があります)がなかったか、

異常分娩ではなかったか、などは重視します。


また、兄弟姉妹や同年齢の子どもたちとのかかわり方(自分から遊ぼうとするか、

それとも、自分勝手にひとり遊びをするところなどがあるか など)も尋ねます。


本人に対しては、こちらの言っている内容がわからない場合も多いので、

言葉を用いた質問を行なうとは限りません。

行なうとすれば、日常の生活でよく目にする雑貨や果物などの名称や役割を

答えさせたりしますし、父母の名前を答えさせたりもします。


一般には、自閉症的傾向も併せて調べるために、

言語的知能・数学的(空間的)知能・運動的知能の各分野のバランスを調べるための

心理測定を行ないます。

言語的知能が著しく劣るのに、数学的(空間的)知能や運動的知能が

不自然に高い場合には、こだわりや多動を疑い、

自閉症的傾向があるとされる場合があります。


これらのデータを総合して、各都道府県ごとの運用指針なども加味しながら、

知的障害児・者を認定してゆきます。


ですから、俗に言われるIQ(知能指数)の数字で画一的に

知的障害であるかどうかを決定する、ということは、

最近ではあまり考えられないと思っていただいたほうがよいと思います。


判定がたとえ軽度の場合であっても、お子さんが療育手帳を持っていると、

あなたの税制面などでのメリットも大きいため

(所得税や自動車税などの減免をはじめとして、さまざまな施策があります)、

おろそかにはできないと思います。

身体障害者手帳所持者に準じた施策を受けられますから。


実際、最も軽度のB2という判定をもらった、Kさんが取ったときのことを、

参考までに書きます。


子供と、係員みたいな人で、(親は別室)知能テストみたいなものと、

親からの生活上の聞き取り(衣服の着脱ができるか、

日常生活や学校で困ったことがあるかなど、など)みたいなのをされて、


試験の結果というか、IQというのでしょうか、その指数は教えてもらえませんでした。
ただ、発達がこのくらいの年齢と推定される、みたいなことは聞かれたそうです。


メリットは、Kさんの地域では私鉄の運賃が半額、

公共の施設(博物館、有料の公園、市民プールなどなど)では、

無料か、割引になるときもありますので、

入場料を払う時は「療育手帳がありますが割引は受けられますか」と

よく尋ねるそうです。


ボウリング場なども 何か割引がある時があるそうで、付き添いというのか、

親が一人 割引になるときもあったそうです。


障害児向けの講座や集いがあるときに、

療育手帳があるのが条件のことも (少ないようですが)あるようです。


それから、公的なものではないのですが、

Kさんの子が 夕暮れ時に、迷子になった時に、

警察に 一緒に探していただけないか、お願いしたのですが、

なかなか探すのを手伝うと 言っていただけなかったのですが、


「療育手帳を持った、知的に障害がある子ですので、行動の予測ができず、

普通のお子さんよりも対応が難しいので 私だけでは 間に合わないので、

お願いしています。」と言ったら、手伝ってもらえたそうです。


やはり、実際の料金のメリットよりも、

心理的に、「援助が受けられる」

「自分のせいでこうなったんじゃないと言ってもらえた」と

感じた心理的メリットの方が大きいとおっしゃっています。


そんなKさんも、じつは、公的な福祉センターで、

「お宅のお子さんはたぶん、審査に通らないと思うし、

持っててもたいしたメリットはないですよ」と言われたそうです。

何故、そう言われたのか、今だにわからないそうです。


○ちえおくれのための新・福祉と生活のガイド


○関連サイト:「病気よさらば!自然派・超健康法の極意




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2007年11月02日 23:31に投稿されたエントリーのページです。

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