あなたもご存知のようにリハビリテーションの中核を担うのは、
理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)という仕事になりますが、
この中の作業療法士(OT)の仕事内容や、専門知識、専門能力の修得アップについて
どのようにやればいいのでしょう?
○ひとりで学べる作業療法士国家試験問題と詳解(2005年版)
まず、法律的なことをいえば、理学療法士及び作業療法士法により
「作業療法」及び「作業療法士」は次のような規定があります。
作業療法とは、身体又は精神に障害のある者に対し、
主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため、
手芸、工作その他の作業を行なわせることをいう。(第2条第2項)
作業療法士とは、厚生大臣の免許を受けて、作業療法士の名称を用いて、
医師の指示の下に、作業療法を行なうことを業とする者をいう。(第2条第4項)
つまり、作業療法士とは、心身に障害を持つ人に対して、
生活活動、手工芸などの活動、仕事、学習活動、身体運動活動などの作業を用いて、
訓練や指導を行い社会参加や社会復帰を支援することです。
では、この作業療法士資格への道は・・・
国家試験を受けて合格すれば免許が取れます。
その前に、国家試験を受ける資格を取らなければなりません。
受験資格を得るには、「高校卒業」後に、定められた「学校を卒業」
しなくてはなりません。
その区分は、次のようなところでしょう。
(1)大学(医学部保健学科等で作業療法の学部や専攻があるところ)
これはまだ数が少ないです。4年制。
(2)国立大学の医療技術短期大学部作業療法学科
これも多くはなく、現在、(1)に移行中。3年制。
(3)国立病院・療養所付属リハビリテーション学院
これも、数は減りつつあります。3年制。
(4)公立・私立の専門学校
たくさんあり、毎年、増えています。
全養成校(100校を越えています)の半分以上がそうです。3年制、4年制があります。
異常な勢いで新設校が増えている現在は、“入りやすい学校”“入りにくい学校”が、
なきにしもあらずですが、入ってからの勉強は大変です。
なんとか卒業しても国家試験がありますから、やはり大変です。
勤めてからも、常に勉強です。
「何か、手に職をつけたい」とか「何か簡単に取れる資格が欲しい」くらいの
希望では、なかなかキビシイ資格のようです。
作業療法士資格の説明としては、
資格区分:国家資格
資格の説明:作業療法士は、園芸、陶芸、手工芸などによる作業訓練を
行うことによって、身体や精神に障害がある人、
またはそれが予測される人に対しての主体的な生活の獲得を図り、
社会復帰に力を貸し、機能回復に協力する。
医学的リハビリテーションの一分野を担う医療専門技術者。
取得方法:受験資格は、高校卒業後、文部大臣の指定した学校または
厚生大臣が指定した作業療法養成施設で、
3年以上知識・技能の習得をした者。解剖学、 生理学、臨床心理学等の
一般問題と実地問題の2つの区分での筆記試験が行われる。
問い合わせ:厚生省医務局医事課試験免許室国家試験係
TEL 03-3503-1711
取得後の進路・職業:作業療法士としてリハビリテーション施設や福祉施設、
病院などに勤務
実際、作業療法士として活躍されている方の話を聞くと、
作業療法は手工芸や遊びなど「作業活動」をとおして患者に対して
アプローチする治療です。
まだまだマイナーなのでイメージが湧きにくいと思いますが。
職域としては病院のような医療機関や福祉分野というのは
イメージが湧きやすいと思いますが、
特に「精神」の分野、大まかな仕事内容はそちらにあると思います。
知識は基本的なことは学校で学び、臨床実習でも多く学ぶことがあります。
専門能力アップは、就職してから現職者講習会に積極的に参加することと、
日常診療を一生懸命行いつつ、つねに勉強していくことが一番です。
この業界、養成校で学ぶことは3割、あとは現場と言われる世界です。
あなたも、一度近くの作業療法認可をとっている病院若しくは
リハセンターなどに見学に行かれると良いでしょう。
養成校も見学させてもらえます。
○関連サイト:「病気よさらば!自然派・超健康法の極意」