2007年11月21日

腎臓病・人工透析とは?

腎臓病は、どんな病気なのか?そして、人工透析とは?あなたはご存知ですか?


よくわかる透析療法ハンドブック


まず、腎臓病は文字通り腎臓の病気です。

腎臓の機能には色々なものがありますが、

代表的なものを挙げるとすれば「体内の毒素排泄と水分量の調節」です。


私たち人間は生きている以上水分を取らないわけには行きませんが、

陸上で生きている生き物の定めで自分で水分量を調節しなければなりません。

摂取水分である程度調節は出来ますが食事から体内で作ってしまう水分もあり、

その調節は大変重要なのです。


そして、毒素排泄はあなたもご存知のように、

血液中の老廃物をろ過し、尿に排泄する働きですね。

その腎臓の働きが悪くなるとどうなるのでしょうか?

腎臓の働きが悪くなると、老廃物や余分な水分を身体の外へ排出できなくなり、

食欲不振や体調不良の原因になり、貧血を 起こしたり、骨がもろくなったりします。


そして、腎不全になったりします。

これは、腎臓の働きが、正常の働きの30%以下の状態になることをいいます。

腎不全の原因はさまざまですが、進行性で、不要な老廃物や水分、

ナトリウムなどが体内に溜まっていきます。


このような腎臓病の悪くなった腎臓の代わりに、

血液中の老廃物や余分な水分をろ過して取り除き、

血液をきれいにする治療法が人工透析です。


人工透析についての現状ですが、

遅かれ早かれ腎臓移植を受けなければ長期生存は危うい面があります。

昔まだ透析の機械が発達していなかった頃は15年がメドといわれていましたが、

現状発達したと言っても長く考えて25年前後がデッドラインのようです。


この時期になってくると透析合併症が多く降りかかり、生命に危険が出てきますし、

1回透析をすると腎臓の機能が停止してしまうので、

それ以降一生透析のお世話になりますが、

透析によって「寿命」がまっとうできるわけではないようです。


この人工透析に至るまでは、おおよそ次のようなことが考えられます。
   
糖尿病性腎症→ネフローゼ症候群→慢性腎不全→末期腎不全
   
IgA腎症、膜性増殖性腎炎、膜性腎症、巣状糸球体硬化症→ネフローゼ症候群

→慢性腎不全→末期腎不全


この末期腎不全は、

腎臓の働きが、正常の働きの10%以下になるという状態で、

毒素および食物や細胞からの老廃物、余分な 水分、

血液中にどんどん溜まっていきます。


これらの物質を取り除くことが出来ないと、

むくみ、高血圧、吐き気や頭痛などが起き、

疲労感や食欲不振、無気力な影響が出てきて、

透析や腎移植の治療を受けることが必要になってきます。


週に2回~3回透析に通っている親せきに話を聞くと、

一回4時間程度かかるそうで、

たまに体調が悪いと、低血圧のような症状が出て

透析後、寝込むこともあったそうです。(人によるみたいですが)


そして、頻繁に針を刺すので腕がはれ上がり、夏でも長袖で隠しています。


食事には気をつけているそうで、人工透析になる、ならないにかかわらず、

低食塩、低蛋白、低カリウムの食品をとるよう意識しています。

(ただし、逆に低カリウム血症等になる場合もあるので、

 その辺のバランスには気をつけることと注意されています)


それから、やはり疲れやすいようで体力の要ることは無理なようで、

透析直前が一番「しんどい」みたいです。


年齢にもよりますが、外見は体力の無い普通の人です、

あまり気にすることはないようです。


仮にあなたの家族、友人に透析を受けている方がいた場合、

あなたとしては、出来ることはあまりないようです。

どうしてかと言うと、本人の自覚と管理がメインなるからです。


たとえば食事に出かけてもメニューを選ぶのは本人だからです。


友人だったら、友人の体調を理由に、また通院を理由に友達づきあいに

不都合が生じる場合があるかと思いますが、

その部分のみ最大限配慮してあげてくださいね。


でも、一番重要なのは、精神的サポートです。

透析は長い時間がかかり、

さらに1週間に2回程度行われますが、結構辛いものです。


ですから、

本人の忍耐力と精神的なサポートが一番大事だと思います。


透析療法マニュアル


○関連サイト:「病気よさらば!自然派・超健康法の極意

○関連サイト:「腎臓病と食事とっておきの治療法とは?

○関連サイト「知らない治療法も知っている美ビルドネット





腎臓検査は何科か?

あなたが会社などの健康診断の結果を見たら、初めて腎臓欄が「要再検査」と

なっていた場合、腎臓検査をしてもらう病院は何科になると思いますか?


腎生検診断Navi


これは、腎臓だけを集中的に見てもらうと思ったら専門的な泌尿器科になります。

でもこの場合、内科にかかって、健診の結果を見せた方いいかもしれませんので、

大きい病院や総合病院など、両方の科があるところの方がいいかもしれません。


あなたが実際行く場合、まず、総合病院へ行き再検査の件を伝えて

大体は腎臓内科が併設されていますから、 

紹介状がなくても大した金額にはなりません。

最初の5000円位はかかるでしょう。 


腎臓病にはあなたもご存知のように、色々なタイプがありますから 

専門医に指導をお願いした方が良いと思います。


簡単に治る腎臓病と、慢性の腎臓病がありますから注意が必要ですし、

腎臓内科のある総合病院がお薦めです。


ちなみに、もしあなたが腎盂腎炎(女性が多いようです)の疑いがあった場合は、

東京新宿の東京女子医大病院は腎臓病の権威だそうで、

特に人工透析では定評があります。


腎臓病がよくわかるQ&A110―病態と治療の疑問に答える


○関連サイト:「腎臓病と食事とっておきの治療法とは?






腎臓病の食事療法の注意とは?

腎臓病の食事療法にについて注意することは?


腎臓病がわかる本―食事療法から人工透析まで (みずうみ健康ブックス (5))


まず、腎臓病の種類によって食事療法が全く異なるので注意する必要があります。

ただ塩分だけはすべてに共通して5~7gに制限する必要があります。


病気別にお知らせすると・・・。


○慢性腎不全(まだ透析していない場合)の時は、

 
 食事の中のたんぱく質、塩分、カリウム、リンを低くします。

 たんぱく質は体重Kgあたり0.5g(50Kgの体重なら25g、70Kgなら35g)に

 減らします。

 人によってだいぶ違いますが、普通は1日60~80gは食べるので

 この制限は大変です。
 

 たんぱく質を減らしても全体のカロリーは体重Kgあたり35Kcal必要なので糖分

 (お米やパスタにもたんぱく質が含まれているので)や脂肪分で補う必要があります。

 脂肪分はリノール酸やオレイン酸が多くコレステロールのないものが良いので

 オリーブオイルがぴったりです。


 水分は尿量が減少するまでは制限する必要はありません。


 また血清カリウム値が4.8mEq/Lを超えるようになったら、

 生野菜や果物などカリウムの多いものを避けなければなりません。

 もちろんスイカもだめみたいです。


○血液透析をしている場合は、

 
 たんぱく質の制限は要らないようですが、。

 カリウム制限と水分の制限は一部の人を除いてほとんどの方が

 しなければならなくなります。


 透析を始めて1年も経つと半分以上の人は尿が十分に出なくなります。

 その結果、体に水分と塩分がたまりむくむのです。


 このため1回の透析と次の透析の間(中1日か週末は中2日)の

 水分が貯留するための体重の増加をドライウェイト

 (むくみも脱水もない状態の体重)の
 
 3%以内に抑えないと心臓に負担がかかって心不全になってしまいます。


 ですから飲む水の量も1日500ml以内となってしまい、

 かなりつらい場合も多いようです。


 また血液中のリンの濃度が高くなるとカルシウムとくっついて血管や筋肉などの

 骨以外のところに溜まってしまうのでリン(加工食品、乳製品、豆類などに多い)も

 少なくしなければなりません。


○慢性糸球体腎炎の場合は、


塩分制限以外、特別効果のある食事療法はないようです。

ただ、たんぱく質のとりすぎは腎臓に負担をかけるので、

少なめにするに越したことはないようです。


ネフローゼ症候群は尿からたんぱく質が大量に出て行ってしまう病気ですが、

この場合肝臓でのたんぱく質の生産を増やすようにしっかりカロリーをとります。


普通は失われたたんぱくを補うとのことで高たんぱく質が薦められましたが、

これは尿からもれる量 が増えるのと腎臓に負担を増やすことから

最近ではあまりしなくなったようです。


腎臓病の人のためのおいしい特効メニュー (セレクトBOOKS)


○関連サイト:「腎臓病と食事とっておきの治療法とは?






プレドニン ムーン フェイスと妊娠とは?

腎臓病をわずらっている方で、プレドニンのステロイド剤を飲んでいると、

顔がムーンフェイスになってきます。


腎臓病―診断と治療の最前線 (先端医療シリーズ)


ムーンフェイス(満月様顔貌)とは、

ステロイドの副作用により、体重増加と共に顔がまん丸になる症状のことです。


このムーンフェイスになるのであれば、

まだ見込みがあるからステロイド大量投下をやっているからです。

ですから、透析はまだしていないということになります。

普通の腎不全であればゆっくり確実に進行します。

どれくらいで透析になるかはクレアチニンの数値で決まります。


正常な人はクレアチニン1です。普通は8くらいで透析を始めます。

8というのはわかりやすく言うと腎機能が正常な人の8分の1ということです。

ですから、透析が必要かどうかは、クレアチニンの数値を確認するといいです。


私の友人Bさんは、クレアチニンが2になって慢性腎不全と診断され、

タンパク質を控えるという食事療法をして二年ほど維持していましたが、

別の病気をして3になり、

3になったと思ったら階段を転げ落ちるように17まで行って、透析を始めたそうです。

現在透析12年目で、元気で毎週テニスをされています。

人工透析も病気を知り、コントロールすれば長生きできます。

女性の場合、妊娠も可能です。


この妊娠に関しては、ステロイド投与中は妊娠出産は難しいでしょう。

この場合のステロイドはおそらくプレドニンだと思いますが、

基本的には永久に飲み続ける薬ではなく、

2~3年など、期間限定で病状を抑えるのに飲む薬です。


これは、仮に病状がよくならなくても長期投与すると骨粗しょう症など

体にとって深刻な副作用が出るため、いずれにしても一旦終了するのが一般的ですから

妊娠出産するとすればステロイド投与していない時期を選ぶように

指示されるでしょう。


慢性腎炎や透析患者など腎臓が悪い方は、

いくら悪くても余命○○年といわれるような事はまずありません。

透析導入になった場合でもうまくつきあって行けば長生きできますし、

また腎臓移植を行えば余命は伸びるからです。


結婚する場合は、腎臓が悪いというのは確かに1つの障害となりえますが

無理だとは思わないで、十分可能だと思います。


腎機能別薬剤使用マニュアル


○関連サイト:「腎臓病と食事とっておきの治療法とは?





2007年11月20日

腎臓病血液検査のクレアチニンとは?

腎臓病血液検査のクレアチニン値が、どのくらいの値なら

血液透析が必要になるのでしょう。
 

わかりやすい血液透析とCAPD


人工透析の目安はクレアチニン数値が8くらいになると必要のようです。

ただ、透析の必要性はクレアチニン値だけで決められるものではなく、

あくまで目安に過ぎないようです。


基礎疾患や患者背景のほか、一番大切なのは糸球体濾過率(GFR)です。

専門医はそれらを勘案して決定しますし、

透析方法も人工腎臓のほか腹膜透析などあります。

これらの適応も専門医が勘案すべきものです。


また、慢性腎不全であれば、その変化は不可逆的で、

あなたが検査を受けて、もし、血清のクレアチニンが5以上という値が出た場合、

重症の腎不全状態といえます。


腎不全の進行はこのクレアチニンの値が直線的に悪化するわけではなく、

クレアチニン値が1から2まで上昇するのはかなり時間がかかりますが、

それ以降、この値は指数関数的に悪化のスピードが増加します。


基礎疾患によっても異なりますが、慢性腎炎に伴う腎不全であれば

透析までは少し時間がかかるでしょうが、

糖尿病性の腎不全ならそろそろ透析の心積もりが必要になる時期です。


また、薬は慢性腎不全の適応症のある薬剤はクレメジンという薬だけです。

これは、球形微粒子の経口吸着炭で、消化管で分泌されたり、

または腸管内で産生される尿毒症毒素を吸着し便とともに排泄するといわれています。


ただこの薬は、透析導入を遅らせるだけで、腎不全を治癒させることは出来ません。

食事療法が最も重要になります。


血液透析と食事管理


○関連サイト:「腎臓病と食事とっておきの治療法とは?





腎臓病食事療法の減塩料理

あなたが腎臓病食事療法している方の為に料理を作る時、

カンタンにできる減塩料理にはどんなものがあると思いますか?


腎臓病の人の食事療法266献立―最新


腎臓秒食事療法は塩分が薄くてもおいしいのが基本となると思います。

ダシがしっかりしている、

胡椒、からし、などのはっきりした風味を利かすなどの工夫をすると

塩分が少なくてもおいしくなりますね。


味付けに、砂糖を使うとどうしても塩分も増えてしまうようですが、

砂糖の味付けがないと味が悪いといいます。

薄味は、慣れともかかわっていて以外と難しいです。


こんな料理はいかがでしょう?


『まいたけと豚肉の炒め物』なかなかの評判がいいです。

油にカレー粉をいれてよい香りになったら、

豚肉を入れて焦げないように気をつけながら炒め、

火が通ったらまいたけを加える、

さっとあわせて塩で味付けする。


このようなレシピはいかかでしょうか?

カレーの風味があるので塩分は少なくてもおいしくいただけます。

今は昔と違って腎臓病の献立が分かりやすく書いてある本が

書店にたくさん並んでいます。


あなたが、腎臓病の方なら、ある程度の制限がお医者さんから指導が

出てると思いますので、家族みんなで協力していくことが大事です。


重度の腎臓病であればあるほど水分までもが制限されていく事になったり、

ご飯でさえも家族と同じ白米をたべることすら難しくなってきます。


キューピーなどからも腎臓病の方の食品がレトルトなどでもたくさん出ています。

食事によっても腎臓病の病状はかなり左右されてくるかと思いますので

あなたもよく相談のうえ、作ってくださいね。


腎臓病食品交換表―治療食の基準


○関連サイト:「腎臓病と食事とっておきの治療法とは?






腎臓病病状で尿潜血とは?

腎臓病病状の検査で尿潜血が+3の時、この先考えられる腎臓病病状は・・・?


オシッコでわかる腎臓病―一家に一冊よくわかる


腎臓病の多くは、悪化すると腎不全に移行して透析と言う治療を受ける

必要が出てくることはあなたもご存知と思います。。


週に3回病院へ通って、1回5時間程度受ける事を死ぬまで続けます。

透析を受けている間は人間は生きながらえる事が出来ますが、

食事や運動などのかなりの制限を強いられます。


透析を続けると、一概には言えませんが、

寿命が縮まりますので、残念ながら日本人の平均寿命まで生きる事が

出来る可能性は高くありません。


透析治療は人工的に腎臓の機能を行う方法で、

代わりに腎臓移植と言う手もありますが、

残念ながら日本ではなかなかそのチャンスにめぐれる可能性は高くありません。


また、あなたに吐血とかあった場合に腎臓病との関連性を考えますが、

吐血は一般的に胃や十二指腸などの消化器官の疾病の可能性が高いと思います。

吐血は腎臓病とは、別で消化器科などで診てもらった方がいいでしょう。


腎臓病の人の多くは尿潜血が出ますが、

+3出ていてもあまり大きな問題ではありません。

肉眼で見ることの出来ないごく少量のものだからです。

Iga腎症と言う病気でも尿潜血が+2~+3です。


尿潜血は、腎臓病の発見に使われますが、

出続けているから“大問題”と言うことでもなく、

むしろ“大問題”なのは尿蛋白の方ですから、

尿蛋白は出来うる限り数値を下げる必要があると思います。


蛋白尿、血尿と言われたら!―専門医からの忠告


○関連サイト:「腎臓病と食事とっておきの治療法とは?




腎臓病(内シャント)患者は普通の生活ができるか?

腎臓病内シャント手術をした後の生活のなかで、温泉や公衆浴場へ行くような

普通の生活が出来るようになるのでしょうか?


透析療法とその周辺知識


まず、内シャント手術という聞き慣れない言葉をあなたも何だろうと思うでしょうが、

これは、血液透析を行うには1分間に約200ミリットルの血液を

ダイアライザーに循環させる必要がありますので、

これだけの血液量を確保するため、

手首近くの腕の動脈と静脈を手術でつなぎ合わせることによって、血管を太くします。


これを内シャントと言うそうで、血液の取り出し口をブラッドアクセスといいます。

内シャントは手術後2週間ぐらいたってから使用することが望ましいので、

計画的に手術を行います。


この内シャントを長期間使用していると、

血管がつまったり細くなって使えなくなることがあります(シャント障害)。


ですから、日常、内シャントを圧迫したり衝撃を与えないよう、

注意する必要があります。


もし、内シャントがつくれない人や、つまった人には動脈直接穿刺や足の付け根の

静脈にカテーテルを入れて、ブラッドアクセスにする方法が使われるそうです。

内シャントの造設したあとの日常生活ですが、

入浴などの禁止ができるわけではありませんから、

その意味では温泉なども不可能ではないと思います。
 
しかし人工透析の導入となると透析のある日はなかなか他の外出は難しいでしょうし、

ない日は、身体が慣れるまで疲労感や倦怠感があります。


そして、血糖値の管理などがあるなら、公衆浴場はまだしも、

温泉などは始めのうちは「禁止」などの制約も生まれるかもしれません。


実際、血管は弱い状況になっていますし、食事の制限もあります。 

なかには緊忌症に「慢性腎臓疾患」とあげている泉質もありますが、

コントロールさえついていけば、生活の制限はおのずと減っていくと思います。


あなたの主治医と相談しながら、

あせらず病気に対して前向きにチャレンジしてくださいね。


腎臓病とつきあう法―一病息災で長生きしよう (1979年)


○関連サイト:「腎臓病と食事とっておきの治療法とは?





腎臓病・透析の尿蛋白(+)

あなたも健康診断で尿蛋白(+)と診断されたら、少し気になりますね。

その時は、「その日のストレスや食事で変化するもの。」と解釈して

あまり気にしていなくても、また別の機会の健康診断で尿蛋白(+)と診断されたら・・


尿の異常は重大サイン―これでわかる腎臓・泌尿器疾患のすべて


やはり、1回だけだったら、そんなに気にすることはありませんが、

続けて蛋白が出るのはちょっと気になりますね。

もしかすると腎臓が疲れてる可能性もあるので、

専門医に診てもらった方がいいかもしれませんね。


この尿蛋白(+)は、

尿中に排泄される蛋白量が異常に多いときに「尿蛋白が陽性」と呼んでいます。

健康な人の尿にもごく微量の蛋白が排泄されています。

しかしその量はせいぜい一日20~150mg程です。

この程度の生理的にみられる尿蛋白は、一般に尿蛋白は「陰性」とします。
 

また、尿蛋白陽性といって、病的尿蛋白の検出は、

まず試験紙法によってスクリーニングされます。

試験紙を尿に浸して、色調が変化するのをみて判定します。

尿中の蛋白が15mg/dl以下では(一)で陰性、

15~30mg/dlでは(±)で擬陽性、30mg/dl以上で(十)以上となり陽性と判定されます。
 

激しい運動の後などでは一過性に陽性になることがありますが、

心配はありません。


小さい子供では、立位姿勢や腰部前彎位の姿勢により尿蛋白が陽性になりやすく、

体位性あるいは起立性尿蛋白といわれます。

また、発熱のときにも一過性に尿蛋白が陽性になります。

これらは予後良好な尿蛋白です。
 

しかし、持続する尿蛋白は腎臓病の重要な所見です。

腎臓病は自分で気づく症状が出たときには病気が進んでしまっていることが

多いので、尿検査が早期に病気を診断する手掛かりになります。

特に尿蛋白検査は重要です。


試験紙法で(±)あるいは(十)のときには二次検診を受け、

陰性でなければ一日尿(24時間蓄尿)を溜めてどのくらいの蛋白が

尿に排泄されているか、その濃度を測定します。
 

一日3.5g以上の大量の蛋白が持続して尿中にでていると

「ネフローゼ症候群」といいます。

このような状態が続くと「むくみ」などの症状があらわれます。

しかし、少量の尿蛋白(一日0.2g以上)でも常に尿蛋白がある場合には、

腎臓の糸球体に病変があるといえます。
 

糸球体は、毛細血管の魂のような組織で、両方の腎臓に200万個ありますが、

老廃物を含む血液を濾過し、

体に必要な赤血球や蛋白などは通過しないような巧妙な仕組みになっています。


しかし、糸球体に病変が起こると正常な濾過作用が障害されて

赤血球や蛋白が通過してしまい、尿中に赤血球や蛋白がでてくるのです。

したがって、尿中に蛋白と同時に赤血球が一緒にみられる場合は

腎臓病があると考えられます。


血尿は試験紙でスクリーニングできますが、

正確には新鮮尿を遠心分離機にかけてその沈殿物(沈渣)を顕微鏡で調べるのです。
 

腎臓病はその原因や症状が20種類以上あります。


病気の種類や程度を知り、治療の方針をきめるためには、

背中から針を刺して腎臓の組織を少し採って調べる

「腎生検」という検査が必要になります。

専門医のところで、安全に受けることができる検査です。


今回のように連続して尿タンパクが+と出る場合は、

早急に病院へ行ってくださいね。


血液検査・尿沈査などである程度判ります。

もし、腎臓が弱っていても殆ど自覚症状は有りませんし、

放置して慢性腎炎になれば、人工透析を受けなければ成りません。

人工透析を受けると1週間に3回通院し、

1回に3~4時間必要と致します。

軽度の場合は薬物治療などで治癒できます。


一度精密検査を早急に受けて下さいね。


腎臓病―気になるむくみと尿の意常 血液を濾過して体を守る


○関連サイト:「腎臓病と食事とっておきの治療法とは?





慢性腎炎(腎不全)の妊娠、出産

腎臓病を持っていると、妊娠は無理なのでしょうか?


我が妻の人生―透析治療三十年の歩み


婦人科の先生や腎臓内科の先生の話によると、

「勧めない。ただ、もし妊娠出産を望むのであれば、協力はする」と

いわれる方が多いようですが、


妊娠するにあたって、リスクは非常に高いです。


たとえば、

妊娠中毒症・透析が早まる可能性あり母体と赤ちゃんの死につながることがある。

途中で透析になった場合、赤ちゃんに影響がある可能性があります。

その他いろいろと可能性があり、

出産できたとして、透析になった場合、どう育てていくつもりか、

心配します。


あなたが仮に、年齢が32歳でクレアチニンが2.5ということで、

すべてがギリギリだった時に、

今の段階では、透析はまだ先かもしれませんが、(2年ぐらい先?)

2.5なので、2に入ると進行が早いでしょう。


あなたが、今生理が遅れてもしかしたら妊娠している可能性も高かったら、

病院の先生からなんていわれるか心配するかもしれません。

でも、今回の妊娠は計画的で、なんとか産みたいという気持ちから

妊娠の計画を立てていたら、

今回ばかりは妊娠していても、自分の体がどうなってもいいから産みたい

気持ちになると思います。


中絶はできるだけ避けて、なるべくいい方向に持っていってもらえるように

してくださいね。


妊娠したらレディースクリニックなどにいって出産というのはできませんが、

総合病院は安心できるのかもしれません。


頑張ってくださいね!


妻からの贈り物―透析からの生還


○関連サイト:「腎臓病と食事とっておきの治療法とは?